頂上決戦へ乗り込むコスモキュランダ
頂上決戦へ乗り込むコスモキュランダ

皐月賞2024

[GⅠ皐月賞=2024年4月14日(日曜)3歳、中山競馬場、芝内2000メートル]

 最重要ステップであるGⅡ弥生賞を1勝クラスからの格上挑戦で制したコスモキュランダ(牡・加藤士)。3月までは一介の伏兵にすぎなかったが、堂々と主役候補として4月の頂上決戦へと乗り込む。

「中山の舞台は合っていますし、(モレイラ)ジョッキーも心強いですね。3枠より内は嫌だと思っていましたし、外過ぎるのもどうかと…。4枠から7枠を間を希望していました、6枠の偶数番と最高の枠を引けました。走りは〝エコ走法〟で操縦性が高いのでもともと距離は延びていいと思っていました。あとはスタートが決まれば」と加藤士調教師は再度の快走へ準備が整ったことに手応えを感じている。

 レース前日の土曜(13日)は午前6時27分に美浦坂路コース入り。僚馬ソニックロプロス(日曜中山2R出走)を内に見る形で馬場の真ん中を軽快なフットワークで駆け上がると、4ハロン62・6ー46・2ー14・6秒を計時した。

「中間はいつものスタイルを崩さないで調整を続けてきました。プール調教でリラックスが図れていますし、心肺機能の強化もできていますからね。まだ緩さは残りますし、本格化はこれからだと思いますが、しっかり負荷をかけながら馬体が増えているのはいいこと」(同師)と伸びシロを武器に第1冠奪取をもくろむ。

著者:東スポ競馬編集部