新潟大賞典2024
[GⅢ新潟大賞典=2024年5月5日(日曜)4歳上、新潟競馬場・芝外2000メートル]
香港ヴァーズからの立て直しを図るべく参戦した1番人気・レーベンスティールは末脚不発でまさかの11着に終わった。
道中は先行集団のやや後ろめを追走。直線では自慢の末脚で差し切るだけかに思われたが…直線半ばから徐々に手応えを失い、ずるずると失速してしまった。鞍上・津村が「イレ込んでレースの前にテンションが上がってしまっていました。スタートして1歩目でトモを落としたりでチグハグなレースになってしまった。かわいそうなレースになってしまいました」と振り返るようにリアルスティール産駒にありがちな気性の激しさがアダとなってしまったようだ。
昨年のセントライト記念では新馬戦で敗れた皐月賞馬・ソールオリエンスを1馬身3/4ちぎり、一時は現4歳世代の〝隠れ最強馬〟とも目されたが、その同馬をもっててしても世代低調論の払拭には失敗。大阪杯=ベラジオオペラに続く4歳世代の逆襲はお預けとなった。
著者:東スポ競馬編集部