セーリング種目のひとつ、ウインドサーフィン女子IQFOil級でパリ五輪出場に挑んでいた須長由季選手(田浦町在住)は4月25日、フランスのイエール沖で行われた最終選考レースで日本人最高位の15位となったが、上位5カ国に与えられる五輪出場枠を獲得できなかった。須長選手は前回の東京五輪に出場していた。

パリ五輪から競技艇種が変更され、須長選手は水中翼を取り付けたフォイルの対応に苦慮。「世界との実力差を感じていた」と本人。これを埋めるために大会1カ月前に欧州遠征に立ち、スペインで世界トップクラスのノルウェーチームの練習に参加して最後まで粘ったが、叶わなかった。