新横浜町内会マンション部は先ごろ、同町内会が管理している災害時仮設トイレの点検を実施。約25人の住民らが参加した。同町内会には新横浜1丁目〜3丁目の新横浜駅前公園等に4カ所の設置場所がある。2013年から始まった点検作業は半年に一度、各所を順番で行っている。

当日点検を行った新横浜3丁目の仮設トイレ用排水管は今年3月に設置されたばかりで、今回がお披露目を兼ねた初めての点検となった。参加者らは同公園内の倉庫からマンホールトイレ5基、発電機、給水ポンプ、ホースなどの備品を運び、担当者の説明を聞きながら、立ち上がり管の蓋を外してトイレを設置し、その性能を確かめた。同町内会マンション部の井手口敬輔部長は「皆さん慣れてきて、スムーズに組み立てられた。一人でも多くの人が参加できるよう今後も呼び掛けていく」と話した。また同町内会理事で、防災用品などを扱う(株)セットアップ横浜の山田紀雄さんが、1月に被災した能登半島へ訪問した際に改めて感じた「排泄の重要性」を参加者らに話し、仮設トイレの点検・使用とともに、非常用トイレの個人備蓄の必要性も訴えた。

同マンション部では、今後も周辺住民への周知、発電機等の設備関係の定期的メンテナンス、住民を含めた実習会を開催していくという。