②「あなたの○○を見ているよ」

先にも少し触れましたが、努力やプロセスを見ていたことを伝えます。
たとえば「あなたががんばってきている姿をわたしは見ていたよ」というように、努力を認めていたり、プロセスをきちんと見てくれていたりすると、子どもはさらにポジティブになっていきます。

見た目より考え方や感じ方、感性をほめる

③「あなたの○○はすばらしいね」

これは目に見えないものをほめるときに伝えます。

たとえば「あなたの考え方はすばらしいね」とか「あなたの感じ方はすばらしいね」というように、子どもの思考や感情に対して賛美すると、その子の想像性はさらに豊かになっていきます。

ピンと来ない方は、自分が言われたら……と想像してみてください。大人だって、洋服や持ちもの、見た目をほめられるより、目に見えない考え方や感じ方、感性をほめられるとうれしいでしょう。子どもならなおさら、目に見えないものをほめられたら、そこをもっと伸ばそう、と思うものなのです。

④「あなたの意見はとても素敵だよ」

じつはこれはとても大切なワードです。

そもそも、お母さんやお父さんが、このように子どもの意見をほめる場面は、まず見たことがありません。学校の先生にたまにいらっしゃるくらいではないでしょうか。

子どもの意見に対して「素敵だね」「すばらしいね」「大切なことだね」などと言葉かけをすることは、子どもの自己表現をうながすことにつながります。これは子どもが自己表現をしていく過程で、とても大切なのです。