世の中は、想像以上に数字に溢れています。現役東大生・ドラゴン桜チャンネル塾長の永田耕作氏が上梓した『東大式 数値化の強化書』では、さまざまなシチュエーションを交えながら、ビジネスでも日常生活でも役に立つ「数値化力」を鍛えるコツを紹介しています。本書を一部抜粋・再構成し、スーパーでの割引について解説します。

皆さんは、数学は好きですか?

学生時代から好きで、今も数学を使っているという人もいるかもしれませんが、苦手な人も多い教科でしょう。

学研教育総合研究所が行っている「中学生の日常生活・学習に関する調査」によると、数学は中学生が学ぶ教科の中でいちばん好き嫌いが分かれる科目です。

大人になっても数学は苦手

科目の好き嫌いはその成績に直結するため、数学をいかに好きになれるかが成績向上のカギとなるのです。そして、中学生の時点で数学に苦手意識を持ってしまうと、大人になるにつれてどんどん数学から疎遠になり、計算能力が落ちてしまいます。

僕は、小さいころから算数・数学が大好きでした。学校の授業で勉強する教科としての「算数・数学」はもちろんのこと、それ以外の日常生活でもつねに数字を追いかける子供でした。

一方で、僕の周りにも算数、特に「数の計算」が好きな友達は多くいましたが、学年が上がるにつれて苦手な単元や、わからない問題が増えてきたことで、徐々に「算数・数学嫌い」が増えていってしまったのです。

これを解決するためにはどうすればよいのでしょうか。