県内の選挙区で当選を重ね首相を務めた宮沢喜一氏の功績を称える記念館が父親のふるさと、福山市にオープンしました。

福山市松永町にある「松永はきもの資料館」にきょうオープンした「宮沢喜一記念館」には福山にゆかりがあり1991年からおよそ2年間首相を務めた宮沢喜一氏の功績を紹介する品が展示されています。こちらは1984年秋に予定されていた自民党総裁選を意識し、宮沢氏が政策構想を記した直筆の原稿です。何度も推敲したあとが見られます。セレモニーには、宮沢氏の長女・啓子さんのほか、おいにあたる宮沢洋一参議院議員も出席しました。

【宮沢洋一参議院議員】
「あと2年でも宮澤喜一が首相として内において外において激動の時代に対応していてもらえればおそらく今の我々の立ち位置はかなり違っていたのだろうと私自身はそう思っています」

一方、その宮沢氏や岸田総理など5人の首相を輩出した自民党の派閥・宏池会は、党の派閥のパーティー収入不記載事件を受けて解散する方針を示していて、正式に政治団体の解散を届け出るのは7月以降になる見通しです。