豪華絢爛な山車が歴史都市「高岡」の街中を巡行です。高岡御車山祭が1日、執り行われ、沿道には多くの人が集まり、賑わいを見せていました。

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中川環アナ:
「心配されていた天気も回復し、豪華絢爛な山車が並んでいます。圧巻です」


高岡関野神社の春の例大祭、「高岡御車祭」。祭りは加賀藩の2代藩主、前田利長がおよそ400年前、高岡に城を築く際に、豊臣秀吉から譲り受けた山車を町民に与えたのが始まりとされています。

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前日から降り続いた雨の影響で一時は祭りの開催が危ぶまれましたが、当日午前7時に行われた高岡御車山保存会の会議で開催を決定。
ことしも金工や漆工など高岡の伝統技術の粋を集めた7基の豪華絢爛な山車が練り歩きました。

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とくに、重さ2トンを超える山車を男衆らが持ち上げて回転させる「辻回し」では、観客から大きな歓声と拍手が沸き起こりました。

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地元住民:
「なかなかこういう間近で見たのは久しぶりで、改めて近くで見れたのは良かった」


県外からの観光客:
「きょうはこのために、埼玉県から来ました」「地震があって、すごい心配したんですけど、その影響はあまり感じなくて、よかったなと思っています」

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そして、山車が揃う「勢揃い式」。訪れた人たちは高岡の伝統技術がちりばめられた圧巻の光景に見入っていました。