富山でオールロケを行った映画「祝日」の舞台挨拶が今月10日行われました。「富山出身だから美しく富山の魅力を伝えたい」と語る若手監督、伊林侑香さんの思いに迫ります。

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今月10日に行われた映画「祝日」の舞台挨拶。

主人公・木保を演じた富山県出身の新人俳優中川聖菜さんやマジシャン役を演じた俳優、西村まさ彦さんら主要キャストが登壇する中、富山市出身の伊林侑香(いばやし・ゆか)監督が作品に込めた思いを語りました。

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伊林侑香 監督:「こみあげてくるものがあるんですけど、本当に感謝しきれない思いでいっぱいです。きょうを迎えられて本当にうれしいです」

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この映画は射水市を中心に内川沿いや環水公園など富山の観光名所を詰め込んだ全編オール富山ロケの作品です。

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主人公は父の死がきっかけで家族がバラバラになり、独り暮らしをしている中学生・木保。

あすに希望が持てず、命を絶とうとする少女の前に天使を名乗る女性が現れます。

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その天使との時間を過ごす中で少女の心が揺れ動いていくというストーリーです。

生きてきた街並みや景色を映画で残したい

おととし10月に撮影が行われた祝日。「幻の蛍」で23歳の若さにして監督デビューを果たした伊林さんにとって2作目の映画です。

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1作目に続いて2作目もオール富山ロケ。伊林さんが地元での撮影にこだわる理由とは…。

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伊林侑香 監督:「生まれ育った富山っていうこともあって、ここ最近ロケ地に選ばれることが多くなった富山県を、自分が生まれ育った富山県を一番きれいに美しく映したいという思いが強くあり」「自分が生きてきた街並みや景色っていうのが好きだから映画として残したい」

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映画制作ではたくさんの地元の人に支えられたという伊林さん。

伊林侑香 監督:「富山を舞台に皆さんの住んでいる町でこの映画を作りました。みなさんが住んでいる中で見かける街並みや景色が沢山詰まっている作品になっていると思いますので、ぜひ劇場で楽しんでいただけたらと思います」

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映画「祝日」は5月17日から全国の映画館で上映されます。