業務中に従業員が負傷し休業したにもかかわらず、所轄の労働基準監督署に報告しなかった、いわゆる「労災かくし」の疑いで、富山県高岡市の企業と社長が書類送検されました。

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労働安全衛生法違反の疑いで高岡労働基準監督署に書類送検されたのは、高岡市吉久のプラスチック製造メーカー、カイスイマレンとこの会社の70代の社長です。

労働基準監督署によりますとカイスイマレンは2023年3月29日、同社の工場で従業員が木材加工の機械の補修中、小指を挟まれ負傷し、1か月未満、会社を休んだにもかかわらず監督署に報告しなかった疑いです。

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労働基準監督署の調査で発覚したということですが、監督署は会社側の認否については今後の捜査に影響があるとして明かにしていません。

労働安全衛生法では労働者が業務中に負傷し、4日以上休業したときは所轄の監督署に報告しなければならないとされていて、違反した場合は50万円以下の罰金が適用されます。