2日早朝の円相場の急上昇について、政府・日銀が3兆円規模の為替介入を実施した可能性があることが市場関係者の推計で分かりました。

 日銀が午後に公表した当座預金の増減の見通しを金融取引の仲介会社の予想と比べたところ、3.5兆円を超えるずれが生じていることが分かりました。

 市場関係者は予想は誤差が出るものの、ずれの多くがドル売り円買いの介入で動いた資金の可能性があると指摘しています。

 推計によれば外国為替市場で一時4円以上、円高となった朝の値動きで3兆円規模の為替介入に踏み切った可能性があります。

 財務省幹部は為替介入の有無について明言を避けています。