お笑いタレントのなだぎ武(53)が20日までに、インスタグラムを更新し、父親が亡くなったことを伝えた。
生前の父の写真を数枚アップした上で「父が亡くなりました」と報告。弟からの緊急連絡を受け、急きょ深夜バスで実家へ戻ったそうで、「私が家に着いた朝には父は大きく口を開け、呼吸も激しく、目も開いたままの状態で苦しそうでした」と振り返り、その後「少し呼吸が落ち着きだし、ちょっと安定したのかな…と目を離して戻った時には息が更に緩くなっており、『おとん!大丈夫かー!?』と耳元で声を掛けた後、無呼吸状態の間隔が長くなり、何回かその状態が続いてから、そのままゆっくりと父が息を引き取りました…」と最期の瞬間をつづった。
なだぎにとっては、昨年5月に亡くなった母に続く訃報。そのすぐ後、父親のステージ4のすい臓がんが判明し、昨年6月から抗がん剤治療をしていたという。
なだぎは「その副作用と戦いながらよく頑張ってくれました」としながらも「でも、それが父にとって良かったのかなと…とても今は考えてしまいます。。もうステージ4で治らないのが分かってるなら、好きなお酒も飲んで、好きな事をして余生を終えたほうが、父のためにも良かったんじゃないのかな…と。そしたら好きなお酒も飲めてタバコも吸えて抗がん剤の苦しさや体のだるさも感じずに天国へいけたのかな…と」と自責の念も。
通夜や告別式が終わり、東京へ向かう新幹線の中でこの1週間近くを振り返り、「涙が出てきました」とつづった。「最後は何も食べられなくなり点滴だけの栄養でしんどかったやろ、、、会えたのに言葉を交わす事が出来ずごめんなさい、、」と父を思いやり、「おとん!ありがとう、、、でも、もっかい名前呼んでほしい、、」の言葉で文章を締めくくった。
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