演歌歌手の坂本冬美(57)が、5月4日午後9時から放送の女優・上白石萌音(26)主演テレビ朝日ドラマプレミアム「霊験お初〜震える岩〜」に尼僧役で特別出演することが発表された。ドラマのナレーションにも初挑戦しているほか、主題歌として名曲「恋の予感」をカバーする。
同作は“稀代のストーリーテラー”宮部みゆき氏の傑作時代小説を初映像化。不思議な力=“霊験”を宿した町娘・お初(上白石)と“草食系”の与力見習い・古沢右京之介(京本大我)が“凸凹バディー”を結成し、江戸の町で起きた奇怪な連続殺人の謎に迫っていく、時代劇×ミステリーのスペシャルドラマ。
坂本が演じるのは、ドラマオリジナルのキャラクター・桜蓮尼(おうれんに)。死人憑(つ)きによる連続殺人を追うお初たちが、手がかりを求めて訪れた尼僧庵で出会った人物で、お初に事件解決へのヒントを授ける重要な役どころ。尼僧を演じるにあたり坂本は「穏やかで包容力のある懐の深さをさりげなく出さなければと、少しプレッシャーを感じていました」と“慈しみの心”を意識したと告白。その思いが圧巻の存在感につながったようで、「ロケ地のお寺に参拝にいらっしゃった方も、本物の尼僧だと思われたほど衣装がぴったりハマっていたと思います」と“本物”に間違われたエピソードを明かした。
また、坂本はドラマのナレーションに初挑戦したほか、主題歌「恋の予感」も担当。「今回初めて歌わせていただきましたが、学生の頃、口ずさんでいたのとは大違いでとても難しい歌でした。若い2人をほほ笑ましく見守るような気持ちで歌わせていただきました」と、お初と右京之介の間に漂う、初々しい“恋の予感”を思い浮かべながら歌ったことを語った。