ピアニストのフジコ・ヘミングさんの訃報を受け、女優の黒柳徹子が2日、インスタグラムに追悼コメントを寄せた。
ヘミングさんとのツーショット写真を2種類添え、「フジコ・ヘミングさん。あなたが亡くなるなんて」と率直な思いを吐露しつつ、「日本の芸大時代から、天才のほまれが高く、その後、ドイツに留学。たまに日本に帰るとよく二人でご飯を食べながら、彼女のドイツでの武勇伝を聞いたものでした」と一緒に過ごした日々を振り返った。
また、ヘミングさんが、黒柳に語ったという“武勇伝”も紹介。「高速道路でドイツのトラックの運転手が小さい彼女の車に悪口を言ったので、彼女はドイツの言葉でかなりひどい悪口を怒鳴りつけたら、彼女の車にすり寄って来たので、何とか逃げて田舎道を走って大きめの建物の中に逃げ込んだ。その建物の主人公は病院でした」と、まるでドラマのような展開。続けて、「雨の中、その精神病院に逃げ込んだら、精神を病んでいる人が彼女も同じ病気だと思ってみんな彼女の周りにすり寄って来た。困った彼女は、その部屋にピアノがあるのを発見して、ピアノを弾いたら患者は、みんな静かになって、彼女のピアノを取り巻き歓喜の声を上げたそうだ」とつづり、「こんなような小話を、フジコさんはよく私にしてくれた」と懐かしみながら、故人をしのんだ。
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