横浜港でコンテナの中から特定外来生物のヒアリが1000匹以上、見つかりました。今年、国内で初めての確認ということです。

 環境省によりますと、16日、横浜市にある本牧ふ頭で中国の港を出港後に東京港で陸揚げされ、東京・大田区内で荷を降ろして横浜港に返却された空のコンテナから多数のアリが見つかりました。

 翌日に殺虫処理が行われ、20日には専門家によってアリはヒアリと断定されました。

 コンテナからは1000匹以上の働きアリと20匹以上の羽のある女王アリが確認されています。

 今年、国内でヒアリが見つかったのは初めてです。

 強い毒を持つヒアリは人を刺すことがあり、特定外来生物に指定されています。

 環境省は引き続き殺虫剤の設置や監視を行っていくとしています。