25日にも発生する見通しの台風1号。来週は台風が梅雨前線を刺激し、今年1番の大雨の恐れがあり、警戒が必要です。

■各地で真夏日も 沖縄では梅雨入り

 日傘をさす人に、手持ち扇風機を使う人も。24日、群馬県桐生市では、最高気温が真夏並みの34.1℃に。東京23区でも30℃を超え、各地で今年初の真夏日となりました。

 一方、梅雨入りした沖縄は連日、大雨に。吹き出した水が道路にまであふれ、走る車は反対車線によけざるをえません。

 24日、局地的に激しい雨が降った沖縄本島。那覇では1時間に30ミリの雨が降りました。陸上競技大会の途中にも…。

撮影者
「レースが始まる前は曇りで、もうすぐ降りそうな感じではあったんですけど、大丈夫だろうと思って様子を見ていたら、突然レースが始まって土砂降りになった状態で。選手たちもこんな土砂降りのなか、走るとは想定外だったと思うんですけど一生懸命がむしゃらに頑張って走っていましたね」

■台風1号きょうにも発生

 そうしたなか、フィリピン付近にある熱帯低気圧が25日にも今年初の台風になる見込みです。台風1号の発生としては歴代7番目の遅さになります。

 台風になった後も、発達しながら北上し、週明けには沖縄の南へと進む見込みです。

 そうなると心配されるのが、台風からの湿った空気と前線のダブルパンチ。台風から暖かく湿った空気が流れ込み、梅雨前線が活発化する恐れがあるのです。

 実際、去年の6月には台風が前線を刺激したことにより、西日本から東日本の太平洋側を中心に記録的な大雨となりました。

 来週は日本列島の広い範囲で雨が降る恐れがあり、27日から28日にかけて、西日本や東日本の太平洋側は警報級の大雨となる見込みです。

(「グッド!モーニング」2024年5月25日放送分より)