秋篠宮ご夫妻が第2次世界大戦中に海外で戦死して身元が分からない日本人の遺骨を納骨する式典に出席されました。

 秋篠宮ご夫妻は東京・千代田区にある千鳥ケ淵戦没者墓苑で拝礼式に出席されました。

 政府はロシアや硫黄島、マーシャル諸島などで遺骨の収集事業を行っています。

 千鳥ケ淵戦没者墓苑にはDNA鑑定でも身元が分からず、遺族に引き渡すことのできない遺骨が納められていて、今年は新たに301柱が納骨されました。

 これまでの納骨と合わせると37万700柱になります。

 今年の式典はコロナ禍前と同じ規模で開催され、遺族や政府関係者らが献花しました。

 武見厚生労働大臣は「一柱でも多くの御遺骨が一日も早くふるさとに戻られるよう、全力を尽くして参ります」と述べました。