総務省が発表した2023年度の家計調査で2人以上の世帯の消費支出は29万4116円と、物価変動を除いた実質で前の年度から3.2%減少しました。物価高が消費に影響し、3年ぶりの減少です。

 減少幅は消費増税の影響を受けた2014年の5.1%、新型コロナの影響があった2020年の4.9%に次ぐ大きさです。

 2021年以降、消費は増加していましたが物価高による買い控えで、10ある主な費目のすべてで減少に転じました。

 また、3月の消費支出は前の年の同じ月に比べ物価変動の影響を除いた、実質で1.2%減り、31万8713円でした。13カ月連続の減少です。