ウクライナのハルキウに1月落下したミサイルが北朝鮮の弾道ミサイル「火星11」だったと調査結果を国連が発表しました。

 ロイター通信によりますと、国連の北朝鮮制裁監視団は今月29日、1月2日にウクライナのハルキウに落下したミサイルの破片を調査したところ、北朝鮮の弾道ミサイル「火星11」だったと報告しました。

 これに先立ってウクライナ保安局は1月、「ロシア軍の攻撃に北朝鮮製のミサイルが使用された」とし、その残骸の映像を公開していました。

 制裁監視団は「ミサイルがどこから、また誰によって発射されたのかは特定できなかった」とする一方、ウクライナ当局からの情報では、ロシア領内から発射された可能性があるとしています。

 そのうえで「ロシア軍が北朝鮮製のミサイルを使用しているとしたら、調達しているのはロシア政府だろう」と指摘し、北朝鮮に対する輸出禁止措置にロシアが違反していると非難しました。