深刻な人道危機が続いているガザ地区に、エジプトからの支援物資の輸送が26日、再開されました。一方、ガザ地区からはイスラエル側にロケット弾が発射され、緊張が続いています。

 イスラエル軍によりますと、ガザ地区南部ラファから8発のロケット弾が最大都市テルアビブなどに向けて発射されました。

 一部は迎撃を受けず着弾しましたが、けが人はいないということです。

 ハマスの軍事部門、カッサム旅団は26日、「市民の虐殺に対抗し、ロケット弾攻撃を行った」とSNS上で明らかにしました。

 一方、26日、エジプトからガザ地区への支援物資が、封鎖されているラファの検問所に代わり、ケレム・シャロム検問所を通じて運び込まれました。

 アメリカとエジプトの間で合意された支援ルートで、26日だけでトラックおよそ200台分の物資や燃料が運び込まれるということです。