チャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグ、レアル・マドリーvsバイエルンが8日に行われ、2-1でマドリーが逆転勝利した。この結果、2戦合計スコア4-3でマドリーが決勝に進出している。

先週行われた1stレグではヴィニシウスの2ゴールでマドリーが2-2の引き分けに持ち込んでいた一戦。

2季ぶりの決勝進出を目指すマドリーは4日前のカディス戦で主力を温存した中、3季ぶりにラ・リーガ優勝を達成。そのマドリーは出場停止明けのカルバハルが先発に戻った中、ヴィニシウスとロドリゴの2トップとするフラットな[4-4-2]で臨んだ。

一方、優勝した2019-20シーズン以来4季ぶりの決勝進出を目指すバイエルンは、デ・リフトが復帰。さらにパブロビッチが先発に抜擢。ライマーとボランチでコンビを組んだ。

マドリーが押し込みをかける入りとなった中、13分に決定機。スローインのクイックリスタートの流れからボックス右のヴィニシウスのシュートがポストに直撃。さらにルーズボールに詰めたロドリゴのシュートはGKノイアーのファインセーブに阻止された。

その後もマドリーが押し込んでいた中、ニャブリが負傷交代を強いられたバイエルンは直後の28分にケインのボレーで牽制。

前半半ば以降も同様の構図で試合が推移した中、マドリーは40分にヴィニシウスのクロスが直接ゴールに向かったが、ここもGKノイアーの好守に阻まれ、ゴールレスでハーフタイムに入った。

迎えた後半、オープンな入りとなった中、バイエルンは53分にケインが枠内シュートを浴びせるもGKルニンのセーブに阻まれる。

対するマドリーは55分に決定機。再三左サイドを突破するヴィニシウスのクロスからロドリゴが合わせたが、シュートはわずかに枠の右に外れた。さらに59分、ロドリゴの直接FKが枠を捉えたが、GKノイアーの好守に阻止される。1分後にもヴィニシウスのカットインシュートが枠を捉えるも、ここもGKノイアーのファインセーブに止められた。

凌いだバイエルンは66分にムシアラがGK強襲のシュートを浴びせると2分後に先制点。ケインのフィードを受けたアルフォンソ・デイビスがボックス左からカットイン。右足で豪快なシュートを決めきった。

3分後、CKの流れで追いつきかけたマドリーだったが、VARが入ってナチョのファウルを取られノーゴールに。

逃げ切りを図るバイエルンはサネに代えてキム・ミンジェを左サイドバックに投入。マズラウィを右MFに回し、ヴィニシウス封じにかかった。

しかし88分、再三好守を見せてきた守護神ノイアーのミスでマドリーが追いつく。ヴィニシウスのカットインシュートは正面だったが、ノイアーがファンブル。ルーズボールに詰めた途中出場ホセルが押し込んだ。

さらに追加タイム1分、一気にマドリーが逆転する。CKの流れからナチョのパスをボックス左で受けたリュディガーのクロスをホセルが押し込んだ。

直後はオフサイド判定だったものの、VARが入ってリュディガーのポジションがオンサイドで逆転ゴールが認められた。

そして14分の追加タイムを凌いだマドリーが劇的逆転劇でドルトムントの待つ決勝に進出している。

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