2024年もスイス・ジュネーブにて開催されたウォッチズアンドワンダーズから注目の新作をご紹介していくシリーズ。超絶技巧でおなじみ、ロジェ・デュブイ「The Orbis in Machina(オルビス イン マキナ)」ほか計4本という珠玉のモデルを追っていきましょう。
●圧巻の技巧と独創性
独創的なデザインがウォッチファンを魅了し続けるRoger Dubuis(ロジェ・デュブイ)がW&W 2024で放つのは、メゾンのアイデンティティを示すトゥールビヨンの超絶技巧と圧倒的な意匠が融合した4本。
■「The Orbis in Machina(オルビス イン マキナ)EX1119」(3509万円 消費税込)
ロジェ・デュブイのトゥールビヨンというと7時位置への配置がアイコンとなっていますが、こちらは中央へと配置されたセントラルモノトゥールビヨンにより差別化されるとともに、同心円状の端正なデザインがコンテンポラリーでタイムレスな魅力も。
中央へのトゥールビヨン配置はそれゆえの課題も多く、部品の再配分などさらに複雑な製造過程を要するもの。
一見するとシンプルで余裕のあるデザインながら、その実ブランドの持つ高度な技術力を物語っています。
ブラックと18Kピンクゴールドがコントラストをなして展開するサークルはそれぞれが異なる高さで配置され複雑な立体感を表現。
天体や球を意味するモデル名が自ずと惑星の軌道を想起させます。ムーブメントは手巻きキャリバーRD115を搭載し、88本限定で発売。(発売時期:2024年12月予定)
■「The Excalibur Titanium Monotourbillon(エクスカリバー チタン モノトゥールビヨン)EX1112」(2117万5000円 消費税込)
「Less is more(レス・ イズ・モア)─ 少なきことはより豊かなこと」をコンセプトとしたミニマルなモデル。
チタンの採用による軽さや強さ、素材の持つ低刺激性や、短めに改良されたブレスレットによる装着感などを兼ね備えており、扱いやすさを重視するならこのモデルを。
こちらは28本限定。(発売時期:ブティック先行発売中)
■「The Excalibur Sunrise Double Tourbillon(エクスカリバー サンライズ ダブルトゥールビヨン)EX1130」(5879万5000円 消費税込)
朝焼けの空からインスピレーションを得たという色鮮やかなモデル。
レッドからイエローへとグラデーションを描くジェムストーンが用いられ、ベゼルに72石、アストラルシグネチャーに27石、フランジに9石が輝き、まさに太陽のようにエネルギッシュ。
その下ではダブルトゥールビヨンの超絶技巧が太陽とは対照的にどこかクールに精密な時を刻みます。
こちらはさらに希少で8本限定。(発売時期:2025年1月予定)
■「The Excalibur Dragon Monotourbillon(エクスカリバー ドラゴン モノトゥールビヨン)EX1111」(3371万5000円)
こちらは辰年の始まりに登場したドラゴンをデザインしたウォッチ。表だけでなくケースバックにもドラゴンをあしらうという徹底ぶりが絶大なインパクト。
27のピンクゴールドパーツで生み出されたドラゴンの勇姿は着用者の気分や運気も上げてくれそう。こちらは28本限定。(発売時期:2024年9月予定)
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コレクターがトゥールビヨンに求める審美性を惜しみなく発揮したロジェ・デュブイの新作たち。いずれも限定数で展開する希少モデル。ぜひブティックでその細部を確かめてみてください。