スウェーデンのエリクソンとUAE通信大手のduは、duが展開する5G SAネットワーク上で1セクターあたり10の周波数帯を束ねたキャリアアグリゲーションのテストを実施し、最大16.7Gbpsのダウンロード速度を達成したと発表した。このトライアルは、テストデバイスではなく、duが実際に運用する5Gネットワーク上で行われたという。

このトライアルでは、エリクソンの5G SA New Radio-Dual Connectivity(NR-DC)技術とキャリアアグリゲーションにより、ミリ波帯の8周波数帯とミッドバンドの2周波数帯を組み合わせて使用した。同社の無線システム「AIR 6419」やミリ波帯の活用でネットワーク容量を増加させることで、既存の固定無線アクセス(FWA)ユーザーにこれまでにないサービスを提供し、AR/VRやクラウドゲーミングなどの分野に新たな機会をもたらすという。

エリクソン中東・アフリカの湾岸諸国担当VPを務めるNicolas Blixell氏は「duとの画期的なトライアルで大きな成果を達成できたことに興奮している」とし、「当社のNR-DC技術とキャリアアグリゲーションにかかわる今回のトライアルは、5G SAのパワーを実証し、UAEにおける革新的なアプリケーションとサービスの未来につながるもの」とコメントしている。

[関連情報]
・Du Hits Over 16 Gbps Download Speed in 5G SA Trial(https://telecomtalk.info/du-hits-16gbps-download-speed-5gsa-trial/943652/)
・Ericsson, du Hit 16.7 Gbps in 10 Carriers per Sector Test on Live 5G SA Network(https://www.thefastmode.com/technology-solutions/35454-ericsson-du-hit-16-7-gbps-in-10-carriers-per-sector-test-on-live-5g-sa-network)
・Ericsson, du reach 16.7 Gbps download speed on 5G SA network(https://www.rcrwireless.com/20240326/5g/ericsson-du-reach-16-gbps-download-speed-5g-sa-network)

(https://www.telegraphic.jp/weekly/)