映画「ワンダーランド」が監督と俳優たちの特別な縁を公開して注目を集めている。

キム・テヨン監督は真の「家族」の意味を愉快で淡白に描いた家族映画のバイブル「家族の誕生」と霧の立ち込めたシアトルを背景に人生の突き当りに達した男女の3日間の短いが強烈な愛を描いたメロ映画「晩秋」で感動をプレゼントした。多くの人々の人生作と言われているキム・テヨン監督の代表作を共にしたチョン・ユミとタン・ウェイが「ワンダーランド」でキム・テヨン監督と再び呼吸を合わせて期待を集めている。「家族の誕生」を通じて奇妙で愛らしい魅力を遺憾なく発揮したチョン・ユミが「ワンダーランド」サービスを設計するシニアプランナー「ヘリ」役を引き受け、信頼感を与える演技で劇をリードする。「晩秋」で独歩的な雰囲気と繊細な感性演技で好評を博したタン・ウェイは、幼い娘に自身の死を隠すために「ワンダーランド」サービスを自ら依頼した「ヴァイリー」を繊細に魅力的に描いている。

これに加えて、今年まで6回の「百想芸術大賞」授賞式のMCを務め、特別な縁を引き継いでいるスジとパク・ボゴムが「ワンダーランド」で恋人として出演して多くの話題を呼び起こしている。ふたりは意識不明状態に陥った彼氏をAIで復元した「ジョンイン」と、奇跡のように意識を取り戻して日常への適応に困難をきたす「テジュ」に扮して完ぺきなビジュアルコンビと切ない恋人など眩しいシナジーを予告している。これに様々なバラエティー番組を通じて実の兄妹のようなコンビ発散して、一般大衆の愛を受けてきたチョン・ユミとチェ・ウシクが「ワンダーランド」では職場の先輩として会って劇に楽しみを加える。実際でも親しい関係のふたりは「ワンダーランド」サービスを願う依頼人たちの多様なエピソードを紹介し、目つきだけ見ても通じ合える真の仲間の姿を示して劇に活気を吹き込む。

前作とは全く違う関係で出会った俳優たちもいて注目を集めている。2010年の香港映画「クロッシング・ヘネシー」でタン・ウェイの相手役であるジャッキー・チュンの母親役で出演した香港出身のベテラン女優ニーナ・ポーは「ワンダーランド」でヴァイリーの母親「ファラン」役を引き受けた。娘に先立たれた悲しみと孫娘を心配する心、複雑な心境を深く盛り込んで劇を豊かにする。最後に、ヘリ役のチョン・ユミと同僚師路(「トガニ 幼き瞳の告発」)、同じ列車に乗った乗客で(「新感染 ファイナル・エクスプレス」)、夫婦で(「82年生まれ、キム・ジヨン」)で共演したコン・ユが今回は「ワンダーランド」の中でAIをモニタリングするAIソンジュンとして特別出演し、「ワンダーランド」の世界と現実をつなぐ人物として大きな存在感をアピールする予定だ。

映画「ワンダーランド」は、死者を人工知能で復元するビデオ通話サービス「ワンダーランド」を通じて愛する人と再会するという物語だ。6月5日に韓国で公開される。