【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)は23日発表した経済展望改定版で、2024年の実質国内総生産(GDP)成長率を2.5%と予想した。今年2月時点の見通し(2.1%)から0.4ポイント引き上げた。

 半導体を中心に輸出の増加傾向が続くなか、1〜3月期の成長率が市場予想を上回る1.3%(前期比、速報値)となったことから、年間見通しも調整したもようだ。

 韓国銀行は24年の成長率見通しを22年11月に2.3%と予測した後、昨年2月は2.4%、5月は2.3%、8月は2.2%、11月は2.1%と少しずつ修正した。

 同行が今回示した2.5%の成長率見通しは、国際通貨基金(IMF)の予測(2.3%)を上回り、経済協力開発機構(OECD)と政府系シンクタンクの韓国開発研究院(KDI)による予測(いずれも2.6%)を下回る。韓国金融研究院(2.5%)とは同一だ。

 韓国銀行は、24年の消費者物価上昇率の予測は従来の2.6%で据え置いた。上昇率鈍化の流れが続き、今年下半期には2.3%まで下がると予想している。