23日朝、京都の二条城の近くで、車6台が絡む多重事故があり、3人が重軽傷を負った事故で、京都府警は24日午前、反対車線を逆走したタクシーの運転手が勤務する会社に、過失運転致傷の疑いで家宅捜索に入りました。

 家宅捜索が行われているのは、72歳の男性運転手が勤務していた京都市内のタクシー会社です。午前10時ごろ、段ボールを持った捜査員が会社内に入りました。

23日の事故(京都市中京区)

 23日午前7時45分ごろ、京都市中京区にある二条城近くの府道「堀川通」で、車6台が絡む事故がありました。警察によりますと、南向きに走っていたタクシーが反対車線に進入し、北向きの車と次々にぶつかり、タクシーは200メートル以上逆走していたとみられています。

 この事故で、タクシーを運転していた72歳の男性のほか、2人が骨折などの重軽傷を負いました。

 警察は、家宅捜索によって勤務状況などの記録を確認し、事故直前の健康状態などを調べるということです。運転手の男性は、現在も入院していて、警察は、男性の回復を待って当時の状況について聞き取りを進める方針です。