中国・広東省深セン市の娯楽施設で14歳の少女が重傷を負う事故があった。中国メディアの頂端新聞が7日付で報じた。

報道によると、事故があったのは5日。市内の屋内型アスレチック施設のジップラインで滑空していた少女が高さ約7.5メートルから落下し、病院に救急搬送された。

少女の母親によると、少女は顔や口などに裂傷を負い、歯の半分が抜け落ちた上に、左手を骨折する重傷で、一時ICUで治療を受けた。


事故原因は、アルバイトのスタッフが安全装置をしっかりと装着させていなかったことだった。当該スタッフは「よく見えず、きちんと装着できていなかった」と話したという。

ジップラインを滑り出した瞬間に安全装置が外れた。少女は綱にしがみついて2〜3秒持ちこたえたが、その後、顔から地面に落下したという。ジップラインのスタート地点から2〜3メートルまでは落下防止用のネットが設置されていたが、そこから先には無かった。

同施設は現在閉鎖され、営業は停止されている。施設は今後、仲介業者から派遣を受けるアルバイトの年齢を18歳以上に限定すること、スタッフに安全に関する研修の受講を義務付けること、落下防止用ネットを拡充することなどの改善案を示しているという。(翻訳・編集/北田)