Bhanvi Satija Sriparna Roy

[1日 ロイター] - 米製薬大手ファイザーが1日発表した第1・四半期決算は市場予想を上回った。コスト削減のほか、新型コロナウイルス感染症治療薬の売上高が予想ほど減少しなかったことなどが追い風になった。通年業績については、利益見通しを上方修正した。

通年の1株利益は2.15─2.35ドルになるとし、下限と上限を共に0.10ドル引き上げた。

新型コロナウイルスの治療薬「パクスロビド」とワクチン「コミナティ」の通年の売上高は合計80億ドルになるとの予想を示した。

第1・四半期の調整後1株利益は0.82ドルと、LSEGがまとめたアナリスト平均予想の0.52ドルを上回った。

パクスロビドの売上高は50%減の20億4000万ドル。ただ、アナリスト予想の7億6250万ドルを大きく上回った。

コミナティは88%減の3億5400万ドル。予想は4億9650万ドルだった。