蔵づくりの町並みで知られる観光地、埼玉県川越市にある築106年の銀行だった建物が文化や産業の発信拠点として新たなスタートを切りました。

 15日にオープンした「りそなコエドテラス」は、第八十五銀行の本店として1918年に建てられ、国の登録有形文化財に指定されています。

 2020年までは埼玉りそな銀行川越支店として使われていましたが、改装され、地元の商品を並べたショップやコ・ワーキングスペースなどとして生まれ変わりました。

 頭取室だった部屋がレストランなどになったり、金庫室だったスペースをギャラリーとして活用したりしていて、銀行だった趣きも残されています。

来場者
「川越に多くの人が集まって盛り上がっているのを見るとすごいなと思う」
「建物の外観も小江戸の街となじんでいますし、新しくはあるんですけど、(川越の)歴史を感じられる建物だなと思いました」

 観光客に向けた地域の魅力発信や産業を生み出す場としての発展を期待しているということです。