(左から)ナダルとレヘチカ
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は日本時間1日(現地4月30日)、シングルス4回戦が行われ、第30シードのJ・レヘチカ(チェコ)がプロテクトランキング(負傷などによる長期離脱選手の救済措置)で出場した元世界ランク1位のR・ナダル(スペイン)を7-5, 6-4のストレートで破り、初のベスト8進出を果たした。

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22歳で世界ランク31位のレヘチカが同大会に出場するのは2年連続2度目。初出場となった昨年は2回戦で敗れた。

今大会は初戦の2回戦で予選勝者で世界ランク130位のH・メジェドビッチ(セルビア)、3回戦では予選勝者で同118位のT・モンテイロ(ブラジル)を下し4回戦に進んだ。

4回戦では同大会を過去5度制覇しており、今季での引退を示唆している37歳のナダルと初対戦。この試合、レヘチカは最高で時速233キロを記録した強力なサービスを武器にナダルに1度もブレークを与えず、33本のウィナーを決めるなど安定したプレーを披露。リターンゲームでは2度のブレークを奪い、2時間1分で8強入りを決めた。

男子プロテニス協会のATP公式サイトにはレヘチカのコメントが掲載されている。

「このような伝説的な選手とコートを共有できるのは素晴らしいことだ。夢がかなった。こうなることをずっと願っていたんだ」

「このような大きな瞬間を迎えられたことにとても感謝しているし、ラファ(ナダル)の幸運を願っている。彼を応援していた大勢の人たちの前で、このような素晴らしい勝利を収めたことは、ちょっとほろ苦い気持ちだよ。エネルギーがすごかった」

勝利したレヘチカは準々決勝で第3シードのD・メドベージェフと対戦する。メドベージェフは4回戦で第17シードのA・ブブリク(カザフスタン)を下しての勝ち上がり。


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