なんとなくずっと家にはあるけど、使わない。そういったものが、家の中を見渡すとあちこちにないでしょうか?何をどう処分していいのかわからないという人も少なくないはず。

そこで今回は、家にあったら「今すぐ捨てるべきもの」トップ5をハウスクリーニング士の坂田亜希さんに教えてもらいました。

1.試供品

試供品はさまざまなメーカーさんが商品を知ってもらうためによく配られていますよね。化粧水、シャンプー、トリートメント、ボディクリーム、食べ物、サプリなど。さまざまなイベントでおみやげとして配られていることもあります。

とりあえずもらって、家の引き出しに。そのまま使わずにずっと保管されたままという方も多いのではないでしょうか。

使わない理由としては、現在使用しているものがある。身体や肌に合うかわからない。理由はさまざまだと思います。非常用、災害時のために少しだけ保管しておき、それ以外は思い切って処分するか、必要な方にあげましょう。

2.いらない書類

学校のプリント、町内会のプリント、会社の書類、家具家電の取り扱い説明書、保証書、新聞、チラシなどたくさんの書類が家の中には溜まりがちです。

処分していい書類としては、期日の過ぎた行事内容が書いてある書類、見返すことのない新聞やチラシは思い切って処分しましょう。また、家具家電の取り扱い説明書もほとんど見ることがないのに、分厚いものも多く、場所をとります。

最近ではweb上で取り扱い説明書もダウンロードできます。WEB上で型番を調べて、取り扱い説明書がダウンロードできるのであれば、スマホなどに保存しておけばOK。そうすることで紙媒体は処分できます。

3.サイズアウトしたもの

子どもの服や靴は気がついたらサイズアウトしがち。履けなくなった靴が下駄箱を占領していないか確認してみましょう。

また、衣替えのタイミングにもサイズアウトした服は処分するか、状態がよければリサイクルショップに持っていきましょう。

まだ着られるかも!とついつい保管しがちですが、服がたくさんあると場所をとります。定期的にサイズアウトしたものがないかチェックしていきましょう。

4.読んだ本

読んだ本の中には、ずっと大切にしていきたいと思う本もあると思います。そういう本に関しては、よりすぐりをずっと保管することは大事です。しかし、なかにはもう見返すことがないかなと思う本もあると思います。そういう本は処分するか中古本として買い取ってもらいましょう。

子どもたちの本も同様です。親が勝手に決めるのではなく、子どもと相談しながら決めていきましょう。子どもが小さなころから手放す、手放さないを意識して、判断していくことは大切です。

とりあえずとダラダラ保管するのでなく、何が必要で何が必要でないかの分別をつけていく訓練にもなります。家族で見直し、本棚もスッキリさせていきましょう。

5.半年以上触ってないもの

半年と言うのはひとつの目安として考えてみてください。たとえば、整理整頓をしているときに半年以上触ってないなというものがあると思います。それが大事だから保管しているならそのまま置いておきます。

しかし、存在すら忘れて放置していたものに関しては、処分対象です。

もちろん「いる」「いらない」を白黒はっきりさせないといけないというわけではありません。あと3カ月だけ保管してみるグループをつくるのも手です。そして、やっぱり3カ月間そのグループ分けしたものは必要なかったと判断すればまとめて処分です。

焦らずに少しずつ基準をつくって、ものの仕分けをしてみてください。

MYルールを決めよう!

せっかく捨てるなら、あれこれ捨てないと!!と思う必要もありません。

人がこう言っているからやらなきゃ!!と流される必要もありません。

人それぞれ「いる」「いらない」の基準が違います。自分なりの基準をつくって、判断してみてください。

ただ、必要ないものをずっと家に置いておくのは、場所も取りますし、ごちゃごちゃしがちです。今回のトップ5を参考にしながら、ぜひ家の中を見直してみてくださいね。

■執筆/坂田亜希…家の景色を変えるハウスクリーニング士。家事代行のサービス提供者として、日々の小さな心がけで汚れもイライラも溜まらないようなコツを発信。

編集/サンキュ!編集部