任意の音声を発生し、ドライバーやクルマの周辺の人々に注意を促すことができるのが、音声発生装置「カーボイス1」。大型トラックなどが左折する時や、バック時などに発する音声の応用版のようなアイテムだ。音声データはMP3ファイルを使用し、最大5つの音声を発生させることが可能。音声は発売元であるツーフィットのウェブサイトから好みのデータを選択できるほか、自作のボイスデータや音楽データなどもMP3ファイルに変換すれば使用可能となっている。
 この装置はアイデア次第でいろいろな目的で使用可能だが、特にお勧めなのは誤作動などを抑制する作動確認音としての利用だろう。ドアの開閉時、ロック&アンロック、バック時、右左折時、ブレーキ使用時などに音を発すれば、ヒューマンエラー抑制に威力を発揮し、事故防止にも繋がるアイテムとなる。アンプ内蔵のスピーカーは、大きめのマグカップほどの大きさ。本体は防水加工が施されているので、今回はエンジンルーム内に設置。配線は常時電源とアースのほか、各音声データに合う部分への最大5カ所。それらの配線は、電装品の装着に手慣れている人であれば難しい作業ではない。車両のサービスマニュアルに記載されている図面を事前に入手しておけばさらに容易になる。無理をせずにプロに装着を依頼するのも手だ。この「カーボイス1」、事故防止という観点からも、営業車への装着もお勧めである。

音声発生装置カーボイスⅠ防滴スピーカータイプ

警告音が盗難や事故防止にも繋がる!

カーボイス活用法「こんな時に便利!」

ドアのロックとアンロックなど、純正のアンサーバック音とは異なる音声による確認音で、より確実な作動確認ができる。また、リバース時、ブレーキを踏んだ時などに警告音を発するようにすれば、事故抑制にも繋がる。これらの音声は、ツーフィットのWEBサイトからチョイスできるほか、自分の声や音楽データなどを使用することも可能だ。
ランドクルーザーなど盗難の多い車種の場合、車両に近づいた時に警告音声を流すこともできる。
雨の日や夜間のバッグ時はおしゃれな音声で周囲に注意を促すことができる。
音声データはMP3ファイルを使用し、ファイル名は黄色の配線が001mpg、青が002mpg、緑が003mpg、白が004mpg、茶が005mpgとなる。例えば001mpgを「ドアをロックしました」という音声にしたければ、黄色の配線をドアロックアクチュエーターの瞬間出力プラス配線へと繋ぐ。
スピーカー前面の左右にある小さなプラスネジを外すと基板が現れる。配線が繋がっているため、大きく開くことができないので注意。
スピーカー本体のほか、固定用のネジキットとデータインストール用のUSBケーブルが付属。このほか、延長配線、クワ型端子、エレクトロタップ、検電テスターなどがあると良い。

注意点①→取り付け時

今回装着した車両はスバル・フォレスターのSJ5。バッテリーの取り付け金具を装着してスピーカーを固定。赤い配線をプラス(常時電源)に、黒い配線をボディアースに接続した。この赤と黒の配線を行ってから、パソコンなどからUSBケーブルを介してMP3データをインストールする。

注意点②→音声データの入出力

音声のボリューム調整は基板の中央付近にある小さなボタンで行う。DIPスイッチは1がONで2が下の位置で固定。MP3データはUSBのmicroBを本体の基板に差してインストールする。これらの作業があるため、スピーカー本体の固定は最後に行うのがお勧め。
  • ツーフィット
  • http://www.to-fit.co.jp

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