国内最大の「アカイカ」の水揚げ港八戸港では、太平洋沖の漁場を目指し今シーズン初めて漁船が出港しました。

八戸市の館鼻漁港では、八戸港所属の「第二十一正進丸」184トンが、正午前に9人の乗組員を乗せ、大漁旗をなびかせながらゆっくりと動き出しました。

岸壁には、家族や友人などがカラフルなテープを持ったり手を振ったりして、一時の別れを惜しみながら見送っていました。

アカイカ漁は毎年、5月から9月に掛けて太平洋沖で行われています。「正進丸」は、太平洋沖の日付変更線周辺の漁場におよそ10日間掛けて向かい、そこから7月末までおよそ2カ月間、操業を続けます。

1回の出漁で、船には最大140トンほど積載でき、金額は1億円ほどにもなるということです。

【丸吉 関川順悦常務】
「乗組員の健康、無事が大事なのですけれども、大漁で(船に)満載してもらいたい。それで、次の航海もちゃんと出られるような水揚げをしてもらいたい」

八戸港では、18日にも15隻ほどの船団が、太平洋沖の漁場を目指し出港する予定です。