【MLB】レッズ4−1ドジャース(5月26日・日本時間27日/シンシナティ)

 今季初の4連敗中で迎えたこの日のレッズ戦で、ドジャースのロバーツ監督が、制球難で連続死球を与えた新戦力をマウンド上でハグする激励を行い、日米の野球ファンと関係者に大きな感動を与えている。

【映像】名将・ロバーツ監督、マウンド上で見せた熱い行為

 ドジャースはナ・リーグ西地区の首位を守りながらも、今季初の4連敗中。さらには大谷翔平が太もも裏に違和感を抱え、正捕手・スミスが疲労により欠場と雲行きが怪しいなかで行われたレッズ3連戦の最終戦だった。

 ゲームは先発・山本由伸が試合を作れず5回4失点で降板し、ドジャース打線は鳴りを潜めて8回裏からのマウンドは3番手にラミレスが上がった。わずか1週間前にメッツから金銭トレードでドジャース入りしたラミレス。24日(日本時間25日)の試合は2死球を与えて敗戦投手となっており、リベンジを果たしたい登板だった。

 しかし、2人を打ち取ってから7番・エスピナルにライト前ヒットを許すと、またもや制球が乱れ、続くメーリーとフェアチャイルドに連続死球を与える乱調劇を演じてしまう。

 敵地・シンシナティでの試合だけにブーイングと不穏な雰囲気が渦巻くなか、動いたのが指揮官のロバーツ監督だった。マウンドに駆け寄ったロバーツ監督は、優しくハグしながらラミレスに語りかけて激励する。

 すると落ち着きを取り戻したラミレスは、フルツビセを力強いストレートでライトフライに打ち取り、満足した表情をしながらマウンドを降りることに成功。

 マウンド上でハグするというロバーツ監督の熱すぎる激励に、ネット上の野球ファンからは、「効果覿面だったな」「本日のMVPはロバーツ監督」「ラミレスさんの首をかき抱いて耳元へ囁き激励」「これこそ最強軍団」「ロバーツだいすきやで…涙」などと反応し、常勝軍団を率いる名将のパフォーマンスに酔いしれた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)