2024年から新NISAが始まり、ますます裾野が広がる投資の世界。そして投資の初心者が真っ先に検討するのが長期での積み立てによる資産運用です。時間を味方にできる低リスクな運用方法と言われる一方で、実際に周りの人がどのように積立投資を行ってきているのか、その実態を覗く機会は限られます。

ここではAll Aboutが継続的に募集している「積立投資の実体験エピソード」から、ほかの方が積立投資にどのように取り組まれているのかを紹介。

シミュレーションでは分からないリアルな積立実践エピソードから、ご自身の投資のヒントを見つけ出してください。

■37歳・年収300万円派遣・契約社員女性の積立投資の取り組みと運用成績は?
今回は石川県に住む37歳女性の資産運用エピソードを見ていきます。

▼家族構成本人のみ

▼金融資産年収:300万円
金融資産:現預金400万円、リスク資産300万円

▼リスク資産の内訳・投資信託:40万円
・米国株:280万円

▼積立投資実績(※商品名の詳細が不明なものも原文ママ記載)
・バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI):2022年から
・iシェアーズ・コア 米国高配当株ETF(HDV):2022年から
・バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT):2022年から
・SPDR®ポートフォリオS&P500®高配当株式ETF(SPYD):2022年から
・ニッセイ外国株式インデックスファンド:2022年から
・eMAXIS Slim バランス(8資産均等型):2022年から
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー):2022年から
・iFreeNEXT NASDAQ100インデックス:2022年から

2022年から約2年間、NISAを利用して積立投資を続けてきたという今回の投稿者。

人気のインデックスファンドや米国のETFなど合計8つの商品に分散していて、ひと月あたりの投資額は「合計で8万円くらい」とのこと。

8商品合わせた運用実績は「元本約200万円→運用益込300万円」と、積み重ねがしっかりと利益を生み出している様子です。

「2023年に入ってから右肩上がりです。おかげで1年前に比べて資産が200万円アップしました。わずか2年で、ここまで結果が出るのは驚きです。独身なので、ありったけのお金をNISAに回したいと思います」と投稿者。

現在は社宅住まいで「家賃、光熱費無料の生活をしているので、浮いたお金を全てNISAに回した」そう。「今年中には、資産1000万円アップも夢ではない」と期待を込めます。

■37歳・年収300万円派遣・契約社員女性の思う積立投資のメリットや新NISAのプランは?
積立投資を始めてよかった点として、「ただ銀行口座に貯めていては増えなかったお金が、どんどん成長していくので貯めるのが楽しくなって来ました」とコメント。

「最初はマイナスでやめようと思いましたが、長く積立投資をすることが大切と聞いてコツコツと続けた結果、増えたのでやめなくて良かった」と実感しているそう。

これから積立投資を始める人にも、「とりあえず、上がり下がりがあっても気にしない。温かく見守ることで資産が増えていくので、その場の損得感情で売ったりしないほうがいい」とアドバイスします。

今後は新NISAをフル活用する予定のようで、「NISAで購入していたファンドで旧NISAになっているものを新NISAに移行中」とのこと。

引き出す時期は「まだ特に決めていません。老後まで、FIREが出来るまで続けていきたいと思います」と語られていました。

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あるじゃん 編集部