6日からの3本塁打はいずれもバックスクリーンへ一直線

 米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は6日(日本時間7日)、本拠地で行われたマーリンズ戦の初回に11号2ランを放ち、大リーグ単独トップに立った。4日(同5日)のブレーブス戦から3試合連続、4本目の本塁打。米記者は前日からの3発がいずれも引っ張らずに中堅へ運んだ打球である点に注目し、驚きの言葉を並べている。

 初回1死一塁で打席に立った大谷は、右腕ムニョスの5球目を真っすぐ中堅へはじき返した。打球速度107.6マイル(約173.1キロ)、飛距離441フィート(約134.4メートル)の大アーチがバックスクリーンに飛び込み、大リーグ単独トップに浮上した。

 大谷は5日(同6日)のブレーブス戦での2本塁打も、いずれも中堅方向だった。中堅左のスタンド中段まで飛んだ10号は、実に飛距離464フィート(約141.5メートル)という特大弾。左打者が引っ張らずに本塁打を量産していることに、米記者はそろって驚いている。

 米スポーツ専門局「ESPN」のアルデン・ゴンサレス記者は自身のX(旧ツイッター)で「ここ10イニングで、ショウヘイ・オオタニは3本塁打。総飛距離は1317フィート(約401メートル)だ。そのいずれも引っ張っていない」と強烈な印象を受けた様子だ。

 また米スポーツメディア「ジ・アスレチック」のドジャース番ファビアン・アルダヤ記者も「全てが中堅/左中間だ。これぞ、彼のスイングが絶好調の瞬間だ」として、打球方向にこそ絶好調の秘密が詰まっているとみている。

(THE ANSWER編集部)