F1第7戦エミリア・ロマーニャGPで10位入賞

 自動車レースF1で唯一の日本人ドライバー・角田裕毅(RB)が意外な“野望”を明かした。現地19日にイタリアのイモラ・サーキットで行われたF1第7戦エミリア・ロマーニャGPでは10位入賞。英メディアによるインタビューの中で、最近の好調の理由について2年前から続けているフィジカルトレーニングの効果を強調し、目指すキャラクターの名前を挙げている。

 昨年は豪雨被害のために中止になり、2年ぶりの開催となった「イモラ」でのレース。角田にとって“第2のホーム”で好結果を残した。アンダーカットのチーム戦略もはまって10位入賞。ポイントも「15」に伸ばし、ドライバーズランキングも10位につけている。

 英衛星放送「スカイスポーツ」のF1公式X(旧ツイッター)は番組に出演した際の角田のインタビュー動画を公開。角田は英語で「最近はフィジカル面により重点を置いている。2年前からちゃんと取り組み始めてからはその恩恵を感じるんだ。そしてこれが間違いなくレースで一貫して良いパフォーマンスができている理由の1つだ」と好調の要因を語った。ルーキー時代は「かなりフィジカルが弱く、レースでのパフォーマンスにも満足いってなかった」と振り返り、フィジカルレベルがラップタイムに直結することを実感していたという。

 最近は「トレーニングが好きなんだ」と積極的に取り組むようになったことで「自分の体にちょっとした変化も感じられる」のだとか。「マーベルのキャプテンアメリカが大好きなんだ。だから、キャプテンアメリカの体を目指している」と大人気のスーパーヒーローの名前を挙げた。

 爆笑する司会者から「ムキムキすぎにはなりたくないんだよね。マシンに重さがかかって、遅くなっちゃうからね」と聞かれると「そういうこと」と返答。「でも、ラッキーなことに僕はかなり小さいから、もし筋肉をたくさんつけたとしても、体重超過にはならないでいられるよ」と語っている。

(THE ANSWER編集部)