石崎がロコ・ソラーレを離脱

 北京五輪銀メダルメンバーが所属するカーリングのロコ・ソラーレは22日、フィフスを務めてきた石崎琴美がチームを離れ、2024-25シーズンから4人体制となることを公式サイトで発表した。ともに活動してきた吉田知那美、吉田夕梨花の姉妹はSNSで感謝のコメントを記している。

 石崎は吉田姉妹、藤澤五月、鈴木夕湖をフィフスとして支え、北京五輪での銀メダル獲得に貢献。当時43歳で、日本人では葛西紀明を超え、冬季史上最年長メダリストになっていた。ロコ・ソラーレの公式サイトでは「チームからのご報告」とのタイトルで、来季から石崎を除いた4人体制となることが発表されていた。

 姉の知那美はインスタグラムで「言葉では到底伝えきれないけれど、琴美ちゃんに心からのありがとう」と感謝を記した。「琴美ちゃんと一緒にさまざまな大きなタイトルを獲り、日本カーリングの歴史も作り塗り替えをしてきましたが、それらすべての最高の瞬間だけでなく、一緒に過ごした時間そのものが何にも代え難い私たちだけの宝ものです。記録はいつか破られ塗り替えられますが、楽しかった幸せな記憶は一生ものです」と思い出を振り返った。

「たくさんの思い出を胸にロコは2020年までの4人体制に戻ることとなります。崖の下の子ライオンのように、またみんなで這い上がり私たちの目標達成に全力で向かいます。正直さまざまな変化を受けとめていくことはすこし時間はかかるかと思いますがゆっくりしっかりとみんなで歩んでいきます」とショックも感じさせつつ、前向きなコメントを記した。

 妹の夕梨花も「琴美ちゃんとチームメイトになれて、私は本当に幸せだったと心から思える」「琴美ちゃんのことが本当に大好きだから、変わっていく状況に心が追いつかない日もあるけど、琴美ちゃんの言葉にたくさん救われて、ただただありがとう。その気持ちでいっぱいです」と感謝をにじませた。「ご飯食べに行こ! さくらんぼ狩りも行こ! BBQもしようね」とも記していた。

(THE ANSWER編集部)