育児・介護と仕事の両立を支援するため、テレワークの推進などを盛り込んだ育児・介護休業法などの改正法案が7日、衆院本会議で全会一致で可決された。近く参院に送られ、今国会で成立する見通しだ。

 育児との両立では、労働者が子どもの年齢に応じて働き方を柔軟に選べるようにする。3歳未満の子どもがいる場合は、テレワークを可能にすることを企業の努力義務にする。3歳から小学校入学前までの子どもがいる場合は、フレックスタイムやテレワークといった制度を二つ以上用意することを義務づける。

 子どもの看病のための「看護休暇」制度も改め、入園式なども取得理由に加える。「残業免除」の申請条件は、3歳未満までから小学校入学前までに延ばす。