政府は高速道路の渋滞対策として、料金を時間帯に応じて変動させる「ロードプライシング」を2025年度から順次、全国で導入する方針だ。今夏以降、国土交通省が開く審議会で高速道路各社などと料金体系について協議を始める。

 政府が6月にとりまとめる「骨太の方針」で考え方を盛り込む方向で調整する。

 ロードプライシングは、特定の時間帯や区間で高速料金を上げたり、下げたりして交通量を調整し、渋滞の緩和を図る仕組み。国交省によると、21年の東京五輪・パラリンピック期間中に大会関係車両がスムーズに移動できるよう首都高速道路で行った。