国宝五城（松本、犬山、彦根、姫路、松江）で8月17日、天守の床磨きが同時に実施される。滋賀県彦根市は彦根城の床磨きに150人程度の参加を募っている。先着順で、締め切りは7月5日。城と地域への愛着を育み、世界遺産登録を目指す普及啓発にもつなげたいという。

　昨夏に犬山（愛知）、松江（島根）、松本（長野）の三城で天守の合同床磨きがあった。昨秋に兵庫県姫路市であった「お城EXPO　in　姫路」で五城の市長が同時開催を約束した。

　彦根城の床磨きは午前7時半開会。天守のほかにも、西の丸三重櫓（やぐら）などを想定し、雑巾でから拭きする。

　対象は市内の小中学生と保護者（30組、約60人）、市内の高校、大学に在籍する学生、市内在住者ら。無料。当日は午前7時10分、彦根城本丸（天守前広場）で受け付けを開始し、記念品も配られる。申し込みは彦根市文化財課（0749・26・5833=平日、bunkazai@mx.hikone.ed.jp）。（藤井匠）