日本航空(JAL)と全日空(ANA)は7日、大型連休期間(4月27日〜5月6日)の中部空港(愛知県常滑市)発着便の利用実績を発表した。ともに昨年より旅客数は増えた。

 JALは、国際線の旅客数が昨年同期比で約6倍に増えた。新型コロナが季節性インフルエンザと同じ感染症法の5類に移行した昨年以降、ホノルル、上海、天津の各便が増便・運航再開したため。ただ、コロナ禍前の2019年と比べるとまだ6割程度にとどまる。

 国内線の旅客数も昨年同期比で4.2%増で搭乗率も同3.5ポイント増となった。円安で海外旅行を控えた客層が流れたとみられる。

 中部空港では国内線のみ就航しているANAは、旅客数が昨年同期比で2・5%増。石垣、宮古便が好調だった。(臼井昭仁)