5月24日、2024年MotoGP第6戦カタルーニャGP MotoGPクラス 初日のセッションがスペインのカタロニア・サーキットで行われた。中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)はプラクティスを20番手で終えている。

 苦戦が続くホンダ勢だが、今大会はステファン・ブラドルがワイルドカード参戦している。また、ヨハン・ザルコとともにマシンを少しアップデートしているようだ。

 中上は午前のフリー走行1回目に、ほとんどのライダーと同じくフロントにソフトタイヤ、リヤにミディアムタイヤを履いて中盤勢につける。3度のコースインで同じタイヤの組み合わせを使い、1度目の走行で1分40秒838、2度目の走行で1分40秒692をマーク。3度目の走行は1分41秒台でレースペースをつかんだ。その結果20番手となった。

 午後のプラクティスではミディアム/ソフト勢がタイムを出すなか中上は前後ともにミディアムタイヤを選択して1分40秒705を記録。2度の走行後にミディアム/ソフトに変更すると1分40秒028まで伸ばしたが、4度目と5度目のコースインではタイムを更新できずに初日を20番手で終えた。

 レースペースの改善に臨んだため、初日のホンダ勢は19〜22番手と最後尾を占めたが、2日目の予選からはさらにタイムを縮めることはできるのだろうか。

■LCRホンダ・イデミツ
中上貴晶(プラクティス:20番手)
「大変な一日でした。リヤのグリップ不足でまだ苦戦中です。ただ、昨年に比べてラップタイムは向上しましたが、それだけでは十分ではありません。タイヤが重要な役割を果たすため、今日は日曜に向けて主にレースペースに取り組みました」