● 中日 1 − 12 DeNA ○
<5回戦・バンテリンドーム>

 本拠地で大敗した中日は借金生活へ逆戻り。1回途中8安打9失点でノックアウトされた先発・涌井は今季初黒星(2勝)を喫した。

今季初登板から好調だったベテラン右腕がまさかの初回KOを食らった。1番・桑原、2番・蝦名に連打を浴び無死一、二塁のピンチを招くと、3番・佐野には中前に落ちる適時打を許し先制点を献上。続く牧には左越え3ランを浴び瞬く間に4失点となった。

 ここで切り替えたいところだったが、続く宮﨑、京田にも連打を許し先頭から6連打。7番・戸柱の痛烈な打球は一直となったが、そのあと二死満塁とし、一巡した桑原に中前2点適時打を許した。続く蝦名にも右前適時打を許しノックアウト。先発で2/3回での降板はプロ20年目で最短となった。2番手の梅野も佐野に2点適時二塁打を浴び涌井の登板結果は1回途中8安打9失点。試合前時点で0.77だった防御率は4.13と一気に悪化した。

 立浪監督は2回表から捕手もスタメンマスクだった木下から宇佐見へ交代。しかし、3イニング目となった梅野は3回にも3点を失い早くも2ケタ12失点となった。

 いきなり9点を追いかける展開となった攻撃陣は、今季初登板となったDeNA先発・石田健の前に凡打の山。この試合、4番に入った細川が4回にリーグトップを更新する7号ソロを左中間席へ運んだが、反撃はこの1点止まりだった。