◆ ゲームを決められた1球に首を傾げる…

 中日がヤクルトにサヨナラ負け。借金も2まで増え、5位に転落した。序盤に3点をリードされたものの、終盤に中田翔のホームランなどの粘り腰で試合を振り出しに戻すことに成功。延長戦までもつれたゲームとなったが、最後は8番手の勝野昌慶が塩見泰隆にサヨナラアーチを献上し、3-5で悔しい敗戦を喫した。

 3日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』の解説陣は、痛恨の一打を浴びた場面を深掘りした。まずMCを務めた谷繁元信氏は「中村(悠平)がヒットで出て代走が出ました。そして塩見です。こうなると何をしてくるかわからないじゃないですか。もしかしたら送ってくるかもしれない。もしかしたら走ってくるかもしれない。いろんな動きが考えられる中で、初球ド真ん中初のストレートってどうなんですか」と疑問を呈した。

 すると解説者の平松政次氏も「色々その選手が 持ってる要素があるんで。そんなことを考えると1球は様子を見た方がいいかなという気はしますよね。まともに行きましたしね。塩見は長打もあるんですけど」とコメントすると、谷繁氏も「平松さんが言われたように、少し疑って、様子を見るボールが必要だったんじゃないかなっていう気はしますけどね」と同意した。

 終盤の勝負を分ける重要な場面だっただけに、2人とも初球でゲームを決められた1球に首を傾げていた。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』