NBAは5月23日(現地時間22日)に2023−24シーズンのオールNBAチームの投票結果を発表し、キャリア21年目のレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)がサードチームに選ばれた。

 これでレブロンは20年連続20回目のオールNBAチーム入り。15回で歴代2位タイのカリーム・アブドゥル・ジャバー(元レイカーズほか)、コービー・ブライアント(元レイカーズ)、ティム・ダンカン(元サンアントニオ・スパーズ)を上回り、歴代最多回数を更新し続けている。

 しかも、レブロンはキャリア2年目の2004−05シーズンに20歳でセカンドチームに選出されて史上最年少記録を樹立。今シーズンに39歳でサードチーム入りしたことで、最年長記録も塗り替えた。

 現役最年長ながら、今シーズンも71試合の出場で平均25.7得点7.3リバウンド8.3アシスト1.3スティールにフィールドゴール成功率54.0パーセント、3ポイントシュート成功率ではキャリアハイの41.0パーセントと見事なスタッツも残している。

 今シーズンのアウォードは、新たなCBA(労使協定)によってレギュラーシーズン82試合のうち65試合以上の出場が必須になったことで、ジョエル・エンビード(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)、ドノバン・ミッチェル(クリーブランド・キャバリアーズ)、ジミー・バトラー(マイアミ・ヒート)、ジュリアス・ランドル(ニューヨーク・ニックス)という昨シーズンにオールNBAチーム入りしたスター選手たちが落選。

 そうしたなかで、71試合に出場して平均35.3分もプレーしたレブロンのコンディショニングは見事というほかない。

 なお、ダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチ(25歳)は、キャリア2年目の2019−20から2023−24まで5シーズン連続でオールNBAファーストチーム入り。

 26歳を迎える前に、5度のファーストチーム入りを飾ったドンチッチは、ダンカン、ケビン・デュラント(フェニックス・サンズ)に続いてNBA史上3人目の快挙となった。

 さらに、ドンチッチはすでにファーストチーム選出回数でステフィン・カリー、クリス・ポール(いずれもゴールデンステイト・ウォリアーズ/4回)、アレン・アイバーソン(元シクサーズほか/3回)、スティーブ・ナッシュ(元サンズほか/3回)を上回った。

 そしてキャリア6年目をプレーするドンチッチは、2025年夏に5年で約3億4600万ドル(約539億7600万円)というスーパーマックス契約を締結する資格を手にしたと『ESPN』のボビー・マークスが報道。

 直近2シーズンでオールNBAチームに選ばれているため、もし来シーズンにオールNBAチーム入りを逃したとしても、すでにドンチッチはNBA史上最高額の超巨額契約を結ぶことができるようだ。

【動画】ドンチッチのキャリアトップ25プレー集!