円覚寺山内「佛日庵」の住職・高畠宗一氏と、鎌倉の和食店「馳走かねこ」オーナー・金子辰之氏がタッグを組み、おむすびサンド店「北鎌倉おむすび庵」を5月2日、北鎌倉駅前にオープンした。新たな観光スポットとして、地元の人々の食事処として、日本の食文化発信の場所として、北鎌倉を盛り上げていく。

●地産地消で鎌倉の四季を感じる旬の具材を使用


 「北鎌倉おむすび庵」では地産地消をモットーに、鎌倉の四季が感じられる旬の具材(野菜、肉、魚など)を使ったおむすびを“おむすびサンド”の形で提供する。
 主役の具材に加え、ガス炊きの米(新潟の柿崎産コシヒカリ)や海苔にもこだわっている。普通のおむすびサンドとは一線を画す美味しさに期待してほしいという。
 そのほかのメニューとして、オーダー後に握るおむすび、うどん、けんちん汁、揚げ物(豆腐と鶏挽肉を使ったヘルシーナゲット)などを用意している。

●北鎌倉駅前の別院「瑞光殿」隣にオープンする「ご縁」


 「佛日庵」住職の高畠氏は、「ご縁を大切にすることを“縁結び”とも言うが、今回、北鎌倉の駅前の別院『瑞光殿』隣にオープンする『北鎌倉おむすび庵』もいわばご縁。お店を通じて、生まれ育った北鎌倉を活性化させていきたいと思う」と、“本物の食を味わえる場所作り”に力を入れていくと述べた。
 「馳走かねこ」オーナーの金子氏は、「子どもから大人まで、日本人なら誰もが知っている“おむすび”の可能性を、ここ北鎌倉から改めて広げていきたいと思う。海外からの顧客も多い土地柄のため、外国の人が日本の食文化を味わえるようなメニューも考案していく」と、工夫を凝らしたメニュー開発に力を注いでいくと述べている。
 主なメニューの価格は、「タケノコご飯と油揚げ、たっぷり木の芽のおむすびサンド」が600円。「三浦牛とキノコいろいろ、生姜の効いたおむすびサンド」が2100円。「鎌倉産釜揚げしらすとたっぷり薬味のおむすびサンド」が750円。「大判きつねうどん」が800円。「けんちん汁」が700円。「馳走かねこのカラアゲちゃん5個入り」が550円。