前兵庫県明石市長で弁護士の泉房穂さんが29日、X(旧ツイッター)を更新。28日に投開票があった衆院補選で、東京15区と長崎3区に公認候補を擁立したものの、ともに落選した日本維新の会の馬場伸幸代表に対し、代表の辞任を勧めた。

 今回の補選では、自民党との一騎打ちとなった島根1区を含め、野党第1党の立憲民主党が3議席を得た。馬場代表は告示後、「都合の悪いことは絶対やらない。たたきつぶす」などと発言し、立民への対抗意識をあらわにしていた。

 しかし、東京15区、長崎3区とも、立民の候補に大きく票を離される結果に。各社の報道によると、馬場代表は同日夜に開いた会見で、「わが党の実力のままの結果だ。まだまだ関西以外の小選挙区で勝つことは厳しい」との認識を示したという。

 投稿で「炎上覚悟で、あえて言いたい」と切り出した泉さん。「維新の馬場代表は、長崎と東京での補選2敗の責任をとって、代表を辞任すべきだ」と断じた。

 「政治家とは責任を取るのが仕事だ 維新の支持者も声を上げるべきだ」と呼びかけた上で、「立憲と勝負をして負けた以上、代表に居座るのはどうかと思う。馬場代表よ、潔く辞任すべきだ!」と再度訴えた。

 別の投稿では、「関西以外の小選挙区で勝つことは厳しい」とする馬場代表のコメントに反応。「そうであれば関西以外では、立憲とつぶし合う候補者擁立は取り下げるべきだ」と提案。「つぶしあった結果、喜ぶのは自民党だけだ。自民党から裏金でも受け取っているかのような対応は見直していただきたい!」と主張した。

 フォロワーからは「負けたら辞任というのはいかがなのかな」「辞めなあかんやついっぱいおるやろ」という意見もあった一方、「賛成」「炎上する要素なしですね 負けたからではなく、馬場代表に共感できないから」とする声が目立った。

 「衆院補選で維新を惨敗に導いてくれた馬場さんには絶対に代表を続けてほしいです」と皮肉るコメントもあった。