アジアの頂点を目指すため、野球の高校日本代表候補選手を強化することが目的の「U―18日本代表候補選手強化合宿」が4日、奈良県内で始まった。6日まで3日間、実施する。小倉全由監督(元日大三監督)が「選考にあたり、投手力、守備力が高く、機動力のある選手を重要視した」と選出した33選手が参加した。参加選手は以下の通り。

 【投手(14人)】高橋幸佑(北照)、金渕光希(八戸工大一)、桜井椿稀(鶴岡東)、桜田隆誠(山梨学院)、高橋駿臥(中越)、竹下海斗(敦賀気比)、中崎琉生(京都国際)、平嶋桂知(大阪桐蔭)、間木歩(報徳学園)、今朝丸裕喜(報徳学園)、山口瑛太(創志学園)、石津慶大(広島新庄)、高尾響(広陵)、吉岡暖(阿南光)

 【捕手(2人)】箱山遥人(健大高崎)、只石貫太(広陵)

 【内野手(12人)】吉川勇大(青森山田)、湯浅桜翼(仙台育英)、武田勇哉(常総学院)、石塚裕惺(花咲徳栄)、高山裕次郎(健大高崎)、颯佐心汰(中央学院)、西口友翔(敦賀気比)、石見颯真(愛工大名電)、豊島虎児(創志学園)、土居湊大(広陵)、山畑真南斗(明徳義塾)、石田智能(明豊)

 【外野手(5人)】境亮陽(大阪桐蔭)、濱本遥大(広陵)、百々愛輝(英明)、木村留偉(明豊)、正林輝大(神村学園)

 なお、選出されている坂井遼投手、熊谷俊乃介捕手、高橋徹平内野手(いずれも関東第一)、片井海斗内野手(二松学舎大付)、西尾海純(長崎日大)の5選手は春季大会のため合宿には不参加。吉田翔輝外野手(大阪桐蔭)は負傷のため参加を辞退した。

 U―18高校日本代表は今夏の甲子園大会中に最終決定し、台湾で開催される予定となっているU―18アジア野球選手権に出場する。スタッフは、ヘッドコーチを前橋育英(群馬)の荒井直樹監督、コーチを下関国際(山口)の坂原秀尚監督と報徳学園(兵庫)の大角健二監督が務める。このスタッフは来年に予定されているU―18W杯までの2年間務める。