◇27日 ロッテ1―4楽天(ZOZOマリン)

 楽天の内星龍投手(22)がロッテ戦に先発して今季最長の7イニングを投げて3安打1失点と好投し、開幕から4度目の先発マウンドで今季初勝利をマークした。先発での白星はプロでは初。失点は3回の犠飛による1点のみで、1点を追う8回に打線が4連打を含む5安打4得点で逆転に成功した。

 今季から先発に転向。開幕から2試合は勝敗が付かず、前回登板した18日のオリックス戦では5イニング4失点で今季初黒星を喫した。今回は初のカード初戦を任されていた。

 今江敏晃監督も試合前に「とにかく先発投手には勝ちを付けさせてあげたいと思っている。内もここまでいい投球をしていた」と話していたが、8回に打線が集中打を放ってロッテの3番手右腕沢村を攻略した。

 1死から連打で一、二塁の好機で浅村の左翼線への適時二塁打で同点に追い付き、続く島内が右翼フェンス直撃の2点適時三塁打で勝ち越しに成功。沢村を降板に追い込んだ後も阿部が4番手の沢田から適時打を放って4点目をたたき出した。

 内は大阪府出身の入団4年目右腕で1軍デビューした昨季は救援で53試合に登板し、4勝2敗7ホールドを挙げた。